整備のツボ 溝のないタイヤで損をする

整備には金を掛けろ整備をする上でクルマに乗っていて、必ず交換しなければいけなくなるものの代表格がタイヤでしょう。整備の必要な消耗品のなかでは価格的にかなり高額のなものの部類に入りますね。
そんなわけで、多くの人ができることなら安いタイヤですませたいと思っているようですが、この考えが間違っていることを指摘しておきましょう。
その理由を説明する上で、まずはすり減ったタイヤを履いたままでいると、どういうトラブルが起こりうるかを説明しましょう。タイヤというのはいくつものブロックで構成されています(よく見ると溝が彫ってあり、細かな凹凸がある)。
タイヤがすり減るというのは、このブロックが小さくなることを示しています。
ゴムというのは大きければ大きいほど衝撃を吸収する力が強くなります。変形する址も
同じです。
ブロックの話に戻しますと、ブロックが小さくなるということは、吸収する力が弱まり、変形する量も減るということです。つまりはクルマの乗り心地が悪くなる、タイヤのグリップカが弱まるという意味です。タイヤがすり減ることでのデメリットはほかにもあります。溝の深さが減っているので、水の抜け道がなくなり(溝を通ってタイヤの外に吐き出す量が減る)、雨が降ったときにすべりやすくなります。
場合によってはハイドロプレーン現象(タイヤと地面の間に水の膜ができてタイヤがグ
リップカを失い操縦不能になること)を起こしやすくします。
加えて、空気の抜け道もなくなるわけで、これはロードノイズの発生原因のひとつにな
ります。
整備にも、安物買いの銭失いがあてはまるのです。