大経営者の実行力

honda瀬戸際で四輪車を自力開発した経営者。本田宗一郎の夢とホンダの未来が断たれる法案審議の直前に、ホンダは火事場の力を引き出して、T360軽トラック四翰車を発売した。
おそらく、この実力行使が影響して法案は廃案となった。
その法案、その危機がホンダの四輪車進出の時期を早め、後のN360という大ヒット乗用車を生むこととなったのである。

「政府は、いたずらに輸入を制限して国内メーカーを甘やかすよりも、世界的工業水準において、自力で競争させ苦労させて自力を養成させるべきである」
これは、当時は異言であった。
「われわれは外国のコピーでなく自分の力で四輪車をりっぱに成し遂げた。ここがいちばんだいじなところである。
企業は夜店とは違う。人材を育てない企業の寿命は短い」
ホンダは潰れなかったが、官庁に保護と指導された企業がどれだけ倒れただろうか。そして、そのような日本の経済がバブルを経過したあと、長く沈滞を極めることとなる。
TPPで騒がれる現代の農業や産業にもかんがみて欲しいところである。